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最近、こんなちんちくりんな絵しかかけません。
昨日の岱ちゃんは奇跡。

要はスランプなんです。

5ばちょとSLGエディ子さん。

このエディ子さんは結構お気に入りで、モリモリと強くしました。
結婚システムのある10では、自宅に居ると伴侶から声を掛けられます。
その時、スキルを頂いたりする、と以前の記事に書きました。

それ以外にも笑っちゃうような会話があって…今のところ確認したのは馬超のみなんですが…
夫が話しかけてきます。
「おう、ちょうどよいところに来たな。
 少し、用立ててくれ」
と、そこはかとなく意気揚々と聞こえます。
もちろん、それは読んでいる御堂の取り方なんですが、テラいい笑顔っぽい
何を用立てるの?と思ってクリックすると、エディ子さんが衝撃のセリフを吐きます。
「あ!何をするのです!
 私の財布!!
「すまんな、お前が居てくれるお陰で助かる(テラいい笑顔)」

ええええぇぇぇぇ!!??

ちょ、おま…!
西涼の王子じゃないのか!?
人の財布をかっぱらうなって!!

まさか、セリフイベントだけで、実際は減って…
ちゃっかり減ってるー!!

頭の中にちらつく、テラいい笑顔のSLGばちょ…
SLGやったことのある人は知っていると思いますが、SLGの馬超殿は、そりゃもう武骨な武人、と言った顔つきで、特に10のキャラデザは若干眉間に皺寄った感じが、おっとこまえーなお顔です。
それなのに。
それなのに、人の財布は取っていくのかよ!!


ムカついたので、折り畳みにエディ子さんとばちょのSSです。




犬。
例えるなら、従順な犬だ、と馬超は思った。
自分の言うことは間違いなくこなし、何があろうと己を殺して付き従う。
待て、と言えば待つ。
行け、と言えば駆ける。

許都から馬岱と戻ってきた時には、少し取り乱したような印象はあった。
が、それもほんの一瞬のことで、次に馬超と向き合った時には、すっかり動揺も興奮も抑えていた。
幼い頃から、そう訓練されているから仕方が無い、と思う反面、自分の前だけでは取り乱して欲しい、と願うのは…どこか歪んで相手を見ているのだろうか。
それとも、ごく普通の願望だろうか。

一族の仇、と挙兵した今でも、西炎は黙して付き従っている。
「失礼致します」
潼関にある物見の台に一人、馬超が佇んでいると、西炎が書簡を持ってやってきた。その表情は相変わらず感情が表に出ることは無い。
「放っていた間諜から、曹操軍の陣容が知らされました」
西炎の一族は馬超の先祖である馬援の頃から馬家に忠誠を誓っており、配下に間諜の集団を抱えている。
馬家が宮廷から離れ、官職に就いていない頃も、変わらず常に側にあった。
西炎は女であることと、馬超と年が離れすぎていたこともあり、馬超の末弟、馬鉄の側近として働いていた。
常に弟の側に居る西炎を、馬超は密かに欲しい、と思っていた。
しかし、馬騰と西炎の父が命じたのは馬鉄の従者として、だった。
馬超には西炎の従兄である西豊が従者としてついた。
西豊も従者としては文句は無い、寧ろ力の面では西豊が勝るし、西豊自身も間諜としての腕前は高い。

分かっていた。西炎を従者としてみていないのだ、と言うことを。
馬家と西家には奇妙な取り決めがあった。
「氏族忠節をわきまえど、交わるなかれ」
馬家と西家の間にあるのは、ただ忠義のみであると言われ続け、馬超の耳にはタコが出来ていた。
初めこそ、それは当然だ、と思っていたが、西炎を気になりだしてからはそれが邪魔で仕方なかった。
馬超は、それが何だというのだ、と思った。
相手を気に入り、我が物にしたいと願うのは、男の本懐というものだ。
「…馬超様、いかがしましたか」
「いや、考え事だ。気にするな」
結局、馬超はその取り決めを無視し、西炎を自分の物とした。
しかし、それで西炎がどう思っているかは分からない。
最後の最後まで、西炎は何も言わずじまいだった。
それは今でも変わらない。
馬家の人間には従い、反するなかれ、と教えられたからこそ、自分の欲望にも従順に従っただけなのか。
判然とせず、馬超は西炎と逢瀬を重ねただけだった。

「…あれは、どういう人間なのだろうな」
「誰のことです」
入れ替わりで馬超の元を訪れた馬岱に、馬超は問いかけた。
馬岱はそれ以上何も言わない従兄を見て、暫く考えた末にそれが誰を言っているのか分かった。
「炎のことですか。
 兄上の言うことは素直に聞く、良い部下だと思いますが」
「部下として、はな。だが、女としてはどうだ」
馬岱は、馬超と西炎の仲を知っている。
「それは、兄上が一番良く知っておられるでしょう」
皮肉な笑顔を馬超に向けると、何をいまさら、と言わんばかりである。
「氏族忠節をわきまえど、交わるなかれ…炎ほどの忠義の鬼でしたら、その言葉を守って、決して兄上と懇意の仲にならなかったと思いますよ」
「そうかな」
「何を弱気になっておられる。曹操より、炎のほうが恐ろしいですか」
「…時と場合によっては」
それを聞いて、馬岱は声を上げて笑った。
目の前には宵闇に紛れて曹操軍が展開している。
決戦は間近だった。


北方版の読みすぎが、かなり疑われる内容になりました。
岱ちゃんが出てくるのは、もはや仕様です。

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